「こんなに違うのか!」今までの練習の苦労が悲しくなるくらい…

 私は今回、イザベル・カンピオン先生の大学での講座、DACでの「管楽器奏者の為の“アトリエ”」、個人レッスンを受講しました。
 どの回でも「ここをこうするだけでこんなに違うのか!」と面白くもあり、今までの練習の苦労が悲しくなるくらいでした。
 この講座では主に身体の仕組みからどこをどのように使っていくか、その為にはどんなエクササイズをしたらいいかを教わります。「肩甲骨の位置」が最も重要なようです。私達が「いやいや、ここを変えたくらいで何も変わらないでしょ」と思っていても、先生が肩甲骨を触って持ち上げるとあら不思議!音が前へよく飛ぶようになったり、動きづらい指がパラパラッと楽に動くようになりました。
 その感動を自分だけで再現出来るようになるには時間もかかりますが、私自身、毎日気をつけながら練習することで日々良くなってきています。またそのような気付きがあるとまだまだ上手になれると思えて練習も楽しいです!
 カンピオン先生の方法は、トラブルの予防にも治療にもなることなので、こういった観点もあることをいろんな人に知ってほしいです。
(N.A.さんより 2014年11月受講)


身体の構造を知って、無駄のない演奏に近づける気が…

 4ヶ月くらい前に指が動きにくくなったと感じて、整形外科の受診をしたり、たくさんの先生方からのお話を聞いたり、マッサージに通ったりしていたなかで出会ったのが、イザベル・カンピオン先生です。
 先生の大学での講義と、「管楽器奏者の為の“アトリエ”」を通して、楽器を吹く人なら誰でも知っているべきだと思うような骨や筋肉の構造、そしてそれを知った上で行うと効果的な毎日のストレッチを教えていただきました。肩甲骨から腕が伸びていて、そこから指も生えているのだというイメージや、指をどこの関節から動かしていくのがよいのかなど、1回の講義だけでも初めて聞くことがたくさんあり、大変勉強になりました。
 アトリエでは、ストレッチを教えていただくのが中心でしたが、毎日楽器を吹く際に行っていると、そのときだけではなく、楽器を演奏しているときも、姿勢や足の位置、楽器の持ち方を意識することができるようになってきて、無駄のない演奏に近づける気がしています。
 まだ万全な状態ではありませんが、腕や指の痛みが減りました。以前は何もしていなくても常に痛かった肩も、マッサージに通いながらカンピオン先生に教わったストレッチをすることで、かなり改善されているように思います。
 これからも自分の体をよく理解して見つめながら、さらに演奏を向上させていけるよう頑張っていきたいです。ありがとうございました。
(H.S.さんより 2014年11月受講)